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役によって方針を決める
ボードの状況と自分の役から行動の方針を決定します。
以下の内容は基本的な考え方ですが、状況次第でワンペアでも十分に高い役になる事もあれば、セットでも危うい状況になる事もあります。
全ては状況次第という事を常に念頭に置きましょう。
ノーペア
基本的にはチェック&ダウンです。
「他のプレイヤー達もノーペアで、自分の方が高い数字を持っていそう」な時はベットしても良いでしょう。
相手が先制ベットしてきた場合は、額によってコール/フォールドを判断しましょう。
基本的にレイズはせず、ポットを小さく抑えます。
ワンペア
ボードが①②③の場合は危険です。
ナッツカードと相手が持っていそうなカードが一致する場合、インフォメーションベットして情報を探りましょう。
④の場合、トップヒット(ボードの一番高い数字のペア)ならそれなりの強さを持ったハンドですが、ターン以降で逆転される危険もあります。強めのベットで相手を降ろしましょう。
ミドルペア以下なら、チェック&ダウンかインフォメーションベットかを状況次第で選びましょう。
ツーペア
ツーペアはかなり強いハンドですが、これ以上役が伸びる事はあまりありません。
ターン以降で逆転されないよう早めに決着させるのが、多くの場合有効でしょう。
①の場合は相手もツーペアである可能性もあり、数字の高さに注意しなくてはなりません。
場合によってはトリップスも視野に入れる必要があるでしょう。
②③の場合は基本的に相手を降ろすベットをしましょう。
ターン以降で相手のドローが完成したら勝ち目はありません。
④の場合、トップツーペア(高い数字二組のツーペア)なら十分に強いハンドですから、スロープレイをしましょう。
トップボトム(高い&低い)ツーペアは逆転されやすいので注意しつつプレイしましょう。
ボトム(低い数字二組)ツーペアはツーペアといってもあまり安心できません。ベットして相手を降ろし、ここで終わらせましょう。
ストレートドロー
基本的には③の状態です。
ドローは期待値の高い状態ですが、現段階では役が出来ていません。
相手に役が出来ているかどうかが重要なポイントになります。
オープンエンド(両面待ち)ストレートドローならリバーまでに完成する確率は約33%、フラッシュドローに次いで高い率です。
ある程度はアグレッシブにベットできるでしょう。
インサイド(中待ち)ストレートドローはこの半分の確率で、あまり高いとは言えません。
ドローだけで攻めるのは止めておいた方が良いでしょう。
ただし、ワンペアを併せ持ったセミブラフなら攻められます。
フラッシュドロー
基本的には②の状態です。
ストレートと同様、相手に役が出来ているかどうかが重要なポイントになります。
フロップのフラッシュドローがリバーまでに完成する確率は約38%、単体の役としては最高値です。
十分に強気に攻める事が出来ます。
フラッシュはボードに最低3枚スートが必要ですから、完成した際、フラッシュ同士の勝負になる事も少なくありません。
フラッシュは非常に強いハンドですが、持っている数字の高さに気を付けましょう。
セット、ストレート、フラッシュ、フルハウス以上が完成している
滅多にありませんが、フロップでビッグハンドが完成することがあります。
負ける事はほとんどありませんが、ナッツハンドには注意しましょう。
ターン以降でナッツが変化して逆転負けする事もあります。
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