もし貴方がチェックとコールしかしなければ、ゲームは必ずショウダウンまで続きます。
ベットやレイズとは異なり、相手を降ろす事はできません。
チェックもコールも「現状維持」という意味合いの強い、どちらかといえば消極さを示すアクションです。
ただし、何の考えも無くコールするのは良くありませんが、次のような理由からチェック、コールする事はあります。
- ボードの次のカードを見に行き、ハンドの完成に期待する。
- 掛け金を小さくしてリスクを抑える。
- 強いハンドを隠して弱気を装う。
ボードの次のカードを見に行き、ハンドの完成に期待する
手札[8 9]でボード[2 7 T]のような時、ハンドは[7 8 9 T]の状態となり、次に6かJが来ればストレートが完成します。
このような場合なら、現在ハイカード(ブタ)でもゲームを降りず、次の一枚を見るためにゲームに参加し続ける選択もあります。
掛け金を小さくしてリスクを抑える
自分のハンドがそれほど強くない場合など、勝負を降りる程ではないがあまり強気にも出られない様な時、ポットを小さく抑えて大金を失うリスクを抑えるプレイをします。
強いハンドを隠して弱気を装う
自分が強いハンドである事が相手に知られると、相手が逃げてしまいます。
そんな時はわざとチェックやコールで強さを隠し、相手に気付かれないようにしましょう。
こちらが弱気を見せた分、相手が強気にベットする事もあります。
そうやって相手から上手くチップを引き出し、強いハンドでそれを奪い取るのです。
このように、ゲームを長引かせて相手からチップを引き出す戦術を「スロープレイ」と言います。