あるゲームのフロップでボードが[Ts Qs Kh]なら、[Ts Jx Qs Kh Ax]のストレートがナッツとなります。

つまり、ホールカードに[Jx Ax]を持っていれば、その時点で最強のハンドを持っているという事です。
ナッツを基準に自分のハンドの強さを判断する
ボードが[3s 6h 9d Qc As]の様にバラバラなら、ハンドの強さは次の様になります。
Aのスリーオブアカインド(ナッツ)こういった状況ならQ以上のスリーオブアカインドならまず負けません。
Qのスリーオブアカインド
9のスリーオブアカインド
6のスリーオブアカインド
3のスリーオブアカインド
AQツーペア
A9ツーペア
…
ヘッズアップ(一対一)といった状況次第でAQツーペアでも戦えます。
一方、ボードが[6s 7s 9s Jh Jd]の様にスート(マーク)が偏っていたりペアが出来ていると、可能性のあるハンドは一変します。
[6s 7s 8s 9s Ts]Tハイ・ストレートフラッシュ(ナッツ)こんな状況ではJのスリーオブアカインド程度では勝負できないでしょう。
[5s 6s 7s 8s 9s]9ハイ・ストレートフラッシュ
[Jh Jd Js Jc 9s]Jフォーオブアカインド
[Jh Jd Jx 9s 9x]Jハイ&9フルハウス
[Jh Jd Jx 7s 7x]Jハイ&7フルハウス
…
上はストレート、フラッシュ、フルハウス、フォーオブアカインド、ストレートフラッシュまで可能性があるからです。
(実際にはフォーオブアカインド以上は滅多に出ませんが、フルハウス位は時々出現します)
ナッツの変化
フロップでボードが[Ts Qs Kh]なら、ナッツは[Ts Jx Qs Kh Ax]のストレートです。

この時、ホールカードに[Jx Ax]を持っていればナッツハンドです。
しかしターンで2sが出て[Ts Qs Kh 2s]となった場合、ナッツは[Ts Qs 2s As Ks]のフラッシュに変化します。

この時点ではホールカード[As Ks]がナッツハンドです。
更にリバーでThが出て[Ts Qs Kh 2s Th]となると、ナッツは[Ts Th Td Tc Kh]のフォーオブアカインドとなります。

今度はホールカード[Td Tc]がナッツハンドです。
この様に、ナッツはボードの変化に応じて変わってゆきます。
その時その時で何がナッツかを把握しておくのはとても重要です。
フロップでナッツになったので勝利を確信、強気で攻めていたらリバーでナッツが変化したのを見落として逆転負け、などという事態は避けたいところです。