ゲーム一回の流れ

テキサスホールデムにおける一回のゲームは、次の順に進みます。
ブラインド
プリフロップ
フロップ
ターン
リバー
ショウダウン

ブラインド(Blind)


ディーラーボタン左隣の2名がブラインドを置きます。
ブラインドとは強制的に賭ける初期ベットです。
ディーラーボタン左隣をスモールブラインド(SB)、更に隣をビッグブラインド(BB)と呼びます。
BBはSBの2倍のチップを払います。


プリフロップ(Pre-flop)


各プレイヤーに2枚のホールカード(手札)が配られ、最初のベッティングラウンドが始まります。
BBの左隣のプレイヤーから時計回りにベッティングアクションを行います。

コール(Call)
ブラインドと同額を賭けます。

フォールド(Fold)
ゲームを降ります。

レイズ(Raise)
ブラインドに加え、更にチップを上乗せします。

プレイヤー全員がコールorフォールドするとラウンド終了です。
賭けられたチップは集められ、「ポット(Pot)」となります。


フロップ(Flop)


テーブル中央に3枚のカードが開かれ、2回目のベッティングラウンドが始まります。
フロップ以降はディーラーボタンの左隣(SB)から時計回りにアクションを行います。
各プレイヤーは、自分のホールカードとボード(中央のカード)を合わせた5枚で役を判断し、アクションを行います。
なお、今回からブラインドはありません。

この状態では次のアクションが行えます。

チェック(Check)
チップを賭けないまま手番を次に回します。
様子見です。

ベット(Bet)
チップを賭けます。

誰かがベットすると、その後はプリフロップと同様にコール、フォールド、レイズを行います。
全員がコールorフォールドでラウンドが終了し、賭けたチップがポットに加わります。
もし全員がチェックしたら、そのままラウンドが終了しますがポットは増えません。


ターン(Turn)


ボードに4枚目のカードが開かれ、3回目のベッティングラウンドが始まります。
各プレイヤーは、ホールカードとボードを合わせた6枚から最も高い役になる5枚を選び、アクションを行います。
フロップと同様にラウンドを進め、全員がコールorフォールド、或いは全員チェックでラウンド終了です。


リバー(River)


ボードに5枚目のカードが開かれ、最後のベッティングラウンドが始まります。
これ以上ボードにカードが開かれる事はありません。
フロップ、ターン同様に最も高い役になる5枚を判断し、ラウンドを進めて終了させます。

これで全てのベッティングラウンドが終了しました。


ショウダウン(Showdown)


ここまで伏せていたホールカードを開き、役の強さを判定します。
最も高い役を作ったプレイヤーが勝利、ポットを全て獲得します。
2人以上で引き分けた場合は山分けします。


その後、ディーラーボタンを時計回りに一人分移動させ、次のゲームを始めます。


Q.途中で全員降りたらどうなるの?

プレイヤーが次々とフォールドし、参加プレイヤーが一人になった時点で、そのプレイヤーの勝利となります。
勝利プレイヤーは、その時点のポットを全て獲得します。


Q.レイズしたらどうなるの?

誰かがレイズをした場合、他プレイヤー達はレイズで上乗せされた額も含めて、コールし直さなくてはなりません。

例)
プレイヤーAが$50ベット。
プレイヤーBが$50コール。
プレイヤーCが$150にレイズ。
貴方がコールするには$150必要です。
更にプレイヤーABは、最初の$50に$100を加えて$150でコールし直す必要があります。
※参加プレイヤー全員のベット額が同一になるまで続きます。


Q.誰からショウダウンするの?

ショウダウンは、最後にベット(レイズ)したプレイヤーから時計回りに行います。
最後にチップを釣り上げたプレイヤーからという事です。